2003年11月27日


此の扉なら破れない
其の塔なら崩れない
彼の天なら潰れない
何れも嘘らしく馨つてゐます



喩へ蒔いても育つても仙人草
咲いても強く色付かうとも
瞬時に黙つて墜ちて逝きます

如何して?    何故 哀しくなつたの              現実の夢




此の肺なら破れない
其の顔なら崩れない
彼の天なら限りない
何れも赤色に匂つてゐます



斯くて哭いては惑つては生りませぬ
立つたら強く進まなくては
やつとで呼吸に成つて来ました


如何して?  何故魘されてゐるの                 現実が夢
                  




今日からは生えても芽吹いても仙人草 咲いても悦び過ぎないから
大事な生命 壱ツだけ だうか持つて行かれませぬ様に
哭いたり惑つたり致しませぬ 立つたら弐度と倒れないから
何も要らない 壱ツだけ だうか 誰か 嗚呼






                                   エントリー番号壱




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